2021年-そうだ 恐山、行こう③ 「ボーダーライン」-
『落ちてる金は拾う主義』
八戸市内に着いた時点でおそらく20時は回っていたと思う。
当初の予定ではこのままホテルに向かって温泉に入り、みろく横丁で飲んで
あわよくば隣のおねぇちゃんと…………
だが、俺は高橋啓介もビビるくらいのドリフトをぶちかまし、○ハンの駐車場に車を止めた。
久々に車から降りたというのもあってストレッチをした。
オリンピックで浮かれている奴らからしたら
パチスロを打つ前にストレッチをするなんてアスリートに見えたことだろう。
これはBITAOSHI JAPANとして見せつけてやるしかあるまい。
俺は意気揚々に店内に入った。
俺はあくまで期待値稼働。打てる台がなければそそくさとホテルに向かうつまりでいた。
5号機は回らず、6号機も即やめ。
南国育ちに何人か若い人がいたけどきっと難しいだろうな。
それと南国はランプ切れ即やめだった。
個人的にはランプ切れ即やめはやめた方いいと思う。
一通り店内回ったが、打てそうな台はなかった。
1パチのタロウ600が落ちていた。
期待値は+で出るけど回転数わからんし現金だし時刻も20時半だし
普段なら打たない。
だが、時間もギリ間に合うし俺は着席した。
タロウ打つ機会いままでなかったしね。
もし道端に10円落ちていたら拾うか?
これは人によって意見が分かれると思う。
普通に拾う人、一人でいたら拾う日、10円なんて拾わねーって人。
これがもし1円だったら?100円だったら?
俺の完全な偏見だと、ギャンブルにおいて勝ち負けにこだわりのない人であれば
拾わない人が多いと思う。
理由はいろいろあるが俺はそう感じる。
俺は落ちている金は拾う主義だが、女性といたら拾わないかも…
淡々と打ち続け、遊タイムに突入させ、なんだかんだホテル代に少し足りないくらいまで+に持ってく。
飯代だな。
そこから15分くらい走らせ、今日の宿のドーミーインへ向かう。
温泉ついてるし洗濯機使えるしトイレも独立だしなかなかいいホテルだよね。
22時半くらいだったが、とりあえず旅の疲れをいやすために温泉へ。
露天風呂は最高だ。
この国で合法的に屋外でフルチンになれるのは露天風呂くらいだろう。
23時を少し回ったが、俺はみろく横丁へ飲みに行くことにした。
ホテルから歩いてすぐの位置にあるし立地はめっちゃいい。
だが、やってる店も少ないのと、席数も少ないしこの時間だしほかの客で盛り上がってる中
単身で飛び込む度胸もないし、びびったのでなか卯でテイクアウトして
コンビニで酒買って部屋で飲むことにした。
まぁ、ホテルで飲むのも悪くねえしな。
統括すると移動してパチンコ打って俺の1日目は終了した。
続く