はまなす旅行記

将来は老人ホームを脱走しても旅に出るジジイでありたい

Bun!Gee!JUMP!

ホテルでカジノ熱を冷まし、しばしチルった後
ホテル前のタクシーに乗り込む。

「MACAU TOWER 」

流暢な英語が炸裂し、マカオタワーへ無事着いた。
よくわからんが地下へ渡って手続きしてエレベーターに乗り込む。
一気に233メートルに到着
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黄色いでっかいヤツがさっきまでいたカジノ
とりあえず簡単なレクチャーと俺の履いてたローファーを履き変えろってことでカンフーシューズみたいなのに変えさせられる。
サムライ!イチロー!ナルト!サスケェ!
海外ではこれが4強らしい。

そうしてせっせと作業を終え、外に出させる。
俺の前には中国人カップルがいた。
女の子の方から先に飛んでった。
意外と平然と飛んだのにびっくりした。
流石に次までの準備があるらしく、少し待つ。
中国人と俺。
気まずいので話しかけてみた。


俺「Your girl friend?」

中「YEAH!」

俺「Very cutie!!!」


友情が生まれた瞬間である。

そうして友達も飛んでいって俺だけになったと思ったら中国人4人来た。
男女2人ずつだったけど、おそらく別々の人たちだと思う。
ワイワイ盛り上がってた。
気まずい。

そうしているうちに俺の番になり、写真をバシャバシャ撮られ、腕にGoProを付けられる。
そして遂に1番端に追いやられる。
下を見るなと言われたが、んなもん無理だ。
ガッツリ見た。
ゾッとした。
風も強い。
で、びっくりするくらい急なタイミングでカウントダウンを始めやがった。
心の準備なんて出来ていなかった。
が、俺はこれがしたくてマカオまで来た。
飛んだ。


今その当時の心境を聞かれたら、答えられない。
急すぎてよくわからんかったが
飛んで1秒したらめっちゃ爽快感があった。
200キロ出てたらしい。
大谷翔平よりも俺は早い。
何回かリバウンドしたけど飛んじまえば恐怖なんて無い。

下に着き、来た時と同じルートで上まで戻る。
10分待てと言われたので荷物を取って改めて展望台を見学する。
さっきの中国人カップルがいた。

俺達は言葉を交わさず熱い握手をして別れた。
歴史を塗り替えた瞬間である。

そうして俺は1万でこのバンジージャンプの一部始終を収めたUSBを購入した。
航空券よりもホテル代よりもバンジージャンプ代が1番金かかった。

帰りもタクシーで帰ろうとしたが、見つからないので歩いて帰ってみることにした。
マカオは混沌だ。
マカオカオス。

めちゃくちゃ原付は多いし、川でカヌーみたいなの練習してるし、和太鼓は捨ててあるし、変なキャラクターはいるし。
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汗だくになりながらホテルへ戻る。
またカジノへ繰り出し、4000ドル(6万弱)勝ち、1日が終わった。


俺もマカオについた

 

無事に人生二か国目のマカオに着いた。

金太の大冒険に出てくるあのマカオだ。

金太マカオに着いた。 

の、あのマカオだ。

香港ほどフェリーターミナルは賑わってはなかったが、カジノのお姉ちゃんたちがいっぱいいた。

マカオも変わらず暑かった。

ターミナルから各ホテルのシャトルバスに乗り込む。

一応カジノ名義っぽいけど、大体カジノとホテルは同じ建物内にある。

バスの前の席には50代くらいの日本人夫婦が乗っていた。

 

15分もたたないうちにグランドリスボアへ着いた。

あの沢木耕太郎が熱中したリスボアの新しい方。

ちなみに俺はリスボアへ泊る予定。

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あんまよく確してなかったが、おそらく3フロア構成だった。

地下にバスが着いて地下はほとんどスロットマシーンだった。

上二つはバカラや大小だった。

正直な感想だと、雰囲気はゲーセンのメダルコーナーに似てる。

ゲーセンが似せてるだけかもしれないけど。

 

詳しい説明は省くけど、初心者が一番勝ちやすいといわれている

ブラックジャックに狙いを定めて勝負しようと決めていた。

ちゃんとやれば機械割も100%超える。

ただ、人気なのはバカラや大小で、めっちゃ広いフロアでも

ブラックジャックは2卓しかなかった。

 

ちょっと作法の確認だけして卓につく。

HKDをチップに変える。

カジノ初戦、勝。

幸先がいい。

そんなに勝負せず、5戦くらいして+300HKDくらいになった。

昼飯代は稼いだのでとりあえず散歩にいくことにした。

 

しかし暑い。

例の如く、体から汗が噴き出てくる。

俺の汗でビーバーブラザーズがカヌー探検してしまいそうなくらい暑い。

地図すらなく、適当に歩き路地を抜ける。

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お姉ちゃんが立ってたカフェになんとなく入る。

メニューなんて見てもわかんないからとりあえずランチセットを頼む。

なんか言ってたけどよくわからんからアイスコーヒーとだけ言っといた。

 

アイスティーが来た。

あんまり好きじゃないけど、意外とおいしく飲めた。

サラダと何かの肉とライスとケーキが来た。

95HKDだったけど、チップがよくわからんから100HKD置いてスマートに立ち去る。

美味しかった。

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ちょっと歩いたら教会に出た。

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ポルトガルの名残がマカオにはいっぱいある。

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ただ、エリアの線引きが極端だ。

道路を挟めば室外機むき出しの中国のマンションに戻る。

しばらくそのチャイナエリアを歩く。

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途中のパン屋でマカオ名物のエッグタルトとスプライトを買う。

マカオではやたらスプライトを見かけた。

人も多く、しばらく喧騒の中を歩くがあの世界遺産が飛び込んできた。

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聖ポール天主堂跡

ガイドブックとかで見て時は何とも思わなかったが、目にすると感動した。

薄汚れた高層マンションと何の肉かわからんものを売ってる店を何店舗も抜ければ

男は冒険心をくすぐられるのが普通だが

それを一気にぶち壊す程のきれいさだった。

しばらくスプライトを飲みながら眺めていたが、チェックインできるくらいの時間になったのでホテルに戻ることにした。

 

 

 

ジャスミンに口づけを

2日目

普通通りに目覚めた。
シャワーを浴び着替え、昨日買ったパンとレッドブルを飲む。
レッドブルはオーストラリア産だった。
少し緊張してきた。
今日はマカオに行く日だ。

ホテルをチェックアウトし、あの有名なスターフェリーに乗る。

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これに乗らないと香港に来た意味が無いとも言われるフェリーだ。
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普通の向こう岸まで行く10分くらいの遊覧船何だけどね。

そして昨日部屋から見ててめっちゃ気になった観覧車
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1周がめちゃくちゃ速い。
日本では考えられないくらい速い。
コスモワールドなんかは動いてんだか止まってんだかわからんが
これは一瞬で運行状況がわかる。
後で調べたが、速すぎるため3周くらい乗せてくれるらしい。

それから地下鉄に乗ってフェリーターミナルへ。
ケンタッキーとか寿司屋とかいっぱいあったけど1時間船に乗ることを考えるとあんまり食べたくは無いな。
相変わらず英語は出来ねぇけどスムーズにチケットを買う。
出国手続きもよくわからんうちに完了し、船に乗り込む。
この赤いヤツ
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これがめっちゃ揺れる。
階段はみんな両手を伸ばしバランスを取りながら登る。
なんかDJ OZMAを思い出した。
なーなーなななーってやつ。

ここも空調が最高に冷えていた。
相変わらずクソあちい気温だったから助かったが、秋を過ぎたくらいでこの空調だとめちゃくちゃ寒いだろうな。
約1時間船に揺られたが、出発すると揺れはほとんど気にならなかった。
そして遂に念願のマカオに着いた。
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泣いて馬謖を斬る

山頂へ向かうため、中環という駅に地下鉄で向かった。
ビクトリアピークに行くためにはピークトラムというケーブルカーに乗るが一般的だけど
色々調べた結果、ミニバスに乗るのがおすすめってことだった。
中環を出てまずはスーパーマーケットを探して乗り場に行くとのことだった。

「へっ、んなもん余裕だぜ!」
と余裕な態度でいたのが甘かった。
仙台市営地下鉄台原駅あたりを想像していたのだが、実際降りてみると出口が物凄く多かった。
何番出口から出るのかまでチェックしていなかったので、少し考えた末に適当に出てみた。

スーパーなんて見当たらないオフィス街に出た。
そして灼熱だった。
とりあえず歩いてみたが、一瞬で汗だくになった。
すれ違う現地の人たちは汗一つかいていなかった。慣れって恐ろしい。

しばらくウロウロした。
スーパーどころかコンビニすら見つけられず、途方に暮れていた時、1人の男が道端に座っていた。

男の目の前にはボストンバッグが広げられ、男の頭は角刈りだった。
男はタンクトップを着ていた。

男は両腕が無かった。

ここは香港なんだ。



ようやくセブンを見つけ、コーラを買った。
セブンからすこし離れたところまで歩き、コーラを飲む。
コーラはどこに行ってもコーラだった。
そしてその場所からバス乗り場が見えた。
御丁寧に看板まであった。
俺が乗り込んですぐ発車した。
ハイエースの1.5倍くらいの大きさのバスは結構な騒音を出しながら峠を登っていった。
登っていく途中、街並みも見えた。
やっぱりでかいビルばっかりだった。
トータルで3.40分くらい乗って上に着いた。

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これがビクトリアピークか??
っと思ったら反対側だった
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ちなみに夜だとこうなる
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そして香港でも見つけた

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どこにでもいるんだな。

しばらく滞在したけど湿気が高すぎるのとホテルの時間も近づいてきたため、ピークトラムで下に降りた。

そしてまた地下鉄で相当迷い、恥の方でガイドブックを見ながらホテルにたどり着いた。
ホテルのお姉ちゃんはめっちゃ聞き取りやすい英語だった。
しかし俺の語学力がなさすぎたため、あたふたしてしまった。
悲しい。
そして真っ先にシャワーを浴びた。
ハーバービューの部屋を取っていたので景色は良かった。
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一応五つ星ホテル何だけど、正直微妙だった。
Wi-Fiは有料だしバスタブはホコリ被ってるし。


ちょっと一息ついて散歩しに行った。
一応繁華街にも地下鉄も近くて立地は良かった。
ペニンシュラにも行ってみた。
噂通りだった。
地下でお土産を買い、H&Mで下着類を買った。
日本と比べると高い。

街中を歩いてると黒人に
「オニイサンニセモノイル?」
と、話し掛けられた。
やっぱり俺は日本人に見られてるのか。

ホテルに戻ってアメリカの筋肉番付みたいなテレビを見てくつろぐ。
20時になり、ホテルからシンフォニーオブライツを見た。
生で見た方良かったな。

そして男人街に行く。
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俺の想像していた香港があった。
夜になっても気温はそんなに下がらず、汗をかきながら徘徊した。
色々売っていた。
キーホルダーから本、そして飯島愛の卑猥なトランプまで。
そしてこの日、空港で食った朝飯以外何も食ってないことに気づく。
飯屋も色々あって迷ったが、最初に目星を付けた飯屋に入る。
ワンタン麺を食った
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不味かった。
だがそれが良かった。
安心した。

その後、セブンで明日食うパンとレッドブルを買い、夜景を見に行った。
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ちょっと感動した。

そして俺は眠りに着いた。


スーパーチャイニーズ

6月1日

ほぼ予定通りに香港に着いた。
乗り場から空港までバスで行くらしい。
ただめちゃくちゃ暑い。
とんでもなく暑い。
熱烈歓迎!
日高屋じゃあ

ないんだぜ

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そして初入国審査にビビリながらもなんとか入国!

香港の中心部に行くにはいくつか方法があった。
・エアポートエクスプレス
・バス
・タクシー

色々考えた結果バスで行くことにした。
値段も安い上に香港の街並みも見れるということだった。
とりあえず3000円だけ両替してバスに乗り込んだ。

バスは凄かった。
空港を出て海沿いを走り街中に出る。
綺麗な高層ビルもあれば古い室外機剥き出しのマンションもある。


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1時間のんびり外を見てると目的地まで着いた。

重慶マンション

香港を調べると必ず出るといってもいい場所だ。
地銀を除いて一番いい両替所がここに入っている。
地銀もキャッシュカードが無かったら大きい手数料を取られるので実質ここが一番いいことになるだろう。

中に入る。
ビビった。
黒人が、いっぱいいる上に中は薄暗い。
しかもそれぞれの店でよくわからんカードまで売ってる。

20分程ビビリながら彷徨って5万を両替する。
ひと仕事終えて満足したところで
ビクトリアピークへ向かうことにした。

はじまり

5月31日

朝起きて洗濯機を回す。
そのままかつやに行き、朝ロース定食を食う。
とんかつって大体歯の裏らへんの皮が剥ける。
そして全てのバウチャーを印刷していないことに気付き、働いてる店まで行って印刷する。
そして昼飯に三元豚のロースとんかつ弁当を食う。
17:00そろそろいい時間になったので羽田へ向かう。
京急って電車の中でも最高クラスの座り心地だと思う。
羽田に着き、沖田が働いてるかもしれないと思い、結構ぶらついてみるが見当たらず。連絡したら休みだった。
そうして羽田の中のカプセルホテルで1泊。
21:30に外出したが意外と遅くまでやってるところが少なく、やってた和食屋でカツ丼セットを食う。
そして寝る。
今日は三食カツだったわ。

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6月1日
03:00に起き、風呂に入り50分に国際線行きのバスに乗った。
乗客が俺しかいない。意外と明るくなっていた。
とりあえずチェックインした。
選ばしてくれたから窓側にした。
6:20発の飛行機なのでブラブラしたりソファでくつろいでた。
そしてトイレを済ませ乗り込む。
隣には香港ギャル2人だった。
ひゃっはー!

そうこうしていると遂に飛行機が走行した。
意外と長いこと走り、やっと飛び始めた。
うわー、木更津のアウトレット見れるよ!
とか1人で窓を眺めるが、俺の体に違和感が芽生え始めた。
その違和感に気づいたのはおそらく40分後くらいである。

事前情報では中国の室内はめちゃくちゃ冷房が聞いてるというのを聞いていた。
冷やした方が高級な空気になるらしい。
実際行って気づいたが、コンビニとかで同じ飲み物でも冷やしてある方が1ドルくらい値段が違う。
飛行機も例外ではなかった。
恐ろしく冷える。
とりあえず俺の冷房を消す。
1時間後、遂にトイレに行きたくなる。
しかし、俺は窓側に座っている!
トイレに行くためには香港ギャル2人を超えていかねばならない。
しかし、二人とも熟睡してはいないようだが寝ている。
6:20発の9:50到着なので、あと2時間くらいだ。
微妙である。ただ今すぐ行きたいって程でも無いため少し我慢することにした。最悪我慢出来ると思うし。


しかし!
ここである疑問に気づく。
帰りの飛行機は18:15発の23:30到着なのである。
行きは3時間なのに対し、帰りは5時間もかかる。
なぜだ?
簡単である。
日本との時差は-1時間だからだ。
行きは実質4時間飛行機に乗るが時差が1時間キング・クリムゾンされての時間表記なのである。
と、いうことはあと3時間も乗らなくてはならない。
さすがに3時間は我慢出来ねぇし、そろそろ行こうかなっと思った矢先、奥のギャルがテーブルを引き出し、それに伏せるように寝始めた。


な...
なんてことを…...


俺は焦った。
伏せて寝ているため、後ろの方から立ち上がって行こうかと考えもしたが、流石にお行儀が悪い。
30分くらいしたら機内が急に触れ始めた。
しめたっ!
この揺れで少しでも起きてくれれば声をかけて行こう!
と、思って様子をみた。
5分後二人とも起きた。
しかし同時にシートベルトランプが着いた。
席を立つことが出来なくなってしまった...

結局1時間後くらいにタイミングが合い、声をかけてトイレに行った。
この放水でスプラッシュマウンテンを稼働ささられるくらい出た。
スッキリして戻る。帰りは通路側にしよう。
そわそわして気づかなかったが
香港エクスプレスはLCCの割にはシートが広い。
座り心地も悪くない。
中国人はところ構わず大声で喋るイメージだったが、すごい静かだった。
なかなかいい飛行機だと実感していたら香港国際空港に到着した。