2018年1月 香港~マカオ~沖縄旅行6 「伝説のスロットマシーン」
俺はマカオの街を駆けずり回った。
慣れぬ革靴を履き、大通りから裏道まで
俺は日本人であるならば誰もが反応する伝説のスロットマシーンがあると情報を得ていた。
俺はスロッターの端くれだ。
自称三流スロッターである。
なぜ三流なのか??
それは俺がスロットにおける最高設定
『6 』
を打ったことがないからである。
いくらプラス収支に持って行っても
設定6を打ったこと無ければ
一流と言えぬ。
殺人剣を謳いながら人を殺めたことのない
雷十太先生のように...
吾輩は
覇魔撫須!!
日本回胴機の行く末を
真に憂う者である!
しかし、三流にも三流の戦い方がある!
一流には出来ぬ戦い方
金玉聖衣を纏った青銅聖闘士の俺は
アルデバランにさえ勝てる!
もはや金玉聖闘士の俺は十二宮への道(マカオ市街)を駆け抜け
聖地(サンクチュアリ)と言うなのカジノへ辿り着く
風の噂で聞いたモカクラブへ
ここに全日本男児が求めるスロットがあるはずだ!
1階を駆け抜ける
2階を駆け回る
ねぇ!
3階をくまなく探す
ねぇ!
4階を探す
ない......
もう俺の求めるスロットは無くなっていた
そりゃあ俺の情報も2年近く前だしなぁ...
俺の探し求めていたスロットは
全ての男が憧れる生き様を貫く
パッキー中村さんのブログ
に載っている。
この後、何件かカジノのスロットコーナーを探すが、結局見つけることは出来なかった。
しかし、無いもんはしょうがない。
気を取り直し、暮れる夕日を見つめながら
俺はグランドリスボアへ歩き出した。
次回予告
渦巻く欲望、突き刺さる光線
ひたむきな若さは負けることを許さぬ。
曇らぬ決意を他所に妖艶に舞う異国人
神の采配52枚の絵札
新葡京娯楽場、冬の夜の宴
次回 2018年1月 香港~マカオ~沖縄旅行7
「妖艶夜行」