俺もマカオについた
無事に人生二か国目のマカオに着いた。
金太の大冒険に出てくるあのマカオだ。
金太マカオに着いた。
の、あのマカオだ。
香港ほどフェリーターミナルは賑わってはなかったが、カジノのお姉ちゃんたちがいっぱいいた。
マカオも変わらず暑かった。
ターミナルから各ホテルのシャトルバスに乗り込む。
一応カジノ名義っぽいけど、大体カジノとホテルは同じ建物内にある。
バスの前の席には50代くらいの日本人夫婦が乗っていた。
15分もたたないうちにグランドリスボアへ着いた。
あの沢木耕太郎が熱中したリスボアの新しい方。
ちなみに俺はリスボアへ泊る予定。
あんまよく確してなかったが、おそらく3フロア構成だった。
地下にバスが着いて地下はほとんどスロットマシーンだった。
上二つはバカラや大小だった。
正直な感想だと、雰囲気はゲーセンのメダルコーナーに似てる。
ゲーセンが似せてるだけかもしれないけど。
詳しい説明は省くけど、初心者が一番勝ちやすいといわれている
ブラックジャックに狙いを定めて勝負しようと決めていた。
ちゃんとやれば機械割も100%超える。
ただ、人気なのはバカラや大小で、めっちゃ広いフロアでも
ブラックジャックは2卓しかなかった。
ちょっと作法の確認だけして卓につく。
HKDをチップに変える。
カジノ初戦、勝。
幸先がいい。
そんなに勝負せず、5戦くらいして+300HKDくらいになった。
昼飯代は稼いだのでとりあえず散歩にいくことにした。
しかし暑い。
例の如く、体から汗が噴き出てくる。
俺の汗でビーバーブラザーズがカヌー探検してしまいそうなくらい暑い。
地図すらなく、適当に歩き路地を抜ける。
お姉ちゃんが立ってたカフェになんとなく入る。
メニューなんて見てもわかんないからとりあえずランチセットを頼む。
なんか言ってたけどよくわからんからアイスコーヒーとだけ言っといた。
アイスティーが来た。
あんまり好きじゃないけど、意外とおいしく飲めた。
サラダと何かの肉とライスとケーキが来た。
95HKDだったけど、チップがよくわからんから100HKD置いてスマートに立ち去る。
美味しかった。
ちょっと歩いたら教会に出た。
ポルトガルの名残がマカオにはいっぱいある。
ただ、エリアの線引きが極端だ。
道路を挟めば室外機むき出しの中国のマンションに戻る。
しばらくそのチャイナエリアを歩く。
途中のパン屋でマカオ名物のエッグタルトとスプライトを買う。
マカオではやたらスプライトを見かけた。
人も多く、しばらく喧騒の中を歩くがあの世界遺産が飛び込んできた。
ガイドブックとかで見て時は何とも思わなかったが、目にすると感動した。
薄汚れた高層マンションと何の肉かわからんものを売ってる店を何店舗も抜ければ
男は冒険心をくすぐられるのが普通だが
それを一気にぶち壊す程のきれいさだった。
しばらくスプライトを飲みながら眺めていたが、チェックインできるくらいの時間になったのでホテルに戻ることにした。
続