2018年1月 香港~マカオ~沖縄旅行3 「激走!!重慶マンション」
無事シムカードを差し替え、簡単にセットアップを終える。
朝早いし、何もすることねぇからベンチでゆっくりしていたが
バスで尖沙咀まで行くと1時間くらいかかることを思い出し動き出す。
ネイザンロードと伝えバスを待つ
2階の最前列を確保し、香港の街を堪能する。
中国名物「竹の足場」
こんなに高い建物でも足場は竹で組んでいる。
竹に圧倒的な、絶大の信頼を寄せている。
ストロングバンブー
うーむ、よくわからん
そして14番目の停車駅、ネイザンロードに到着!
ちょっと歩くと到着!
香港を調べる上で、必ずと言っていい程出てくるマンション
バックパッカー向けの安価な宿や
シムカード、電化製品、インドカレー屋など
様々な店が入り乱れるが
ここの両替屋が最強だ。
日本で両替は問題外。レートがクソすぎる
香港国際空港のレートは悪い。市内までの最低限に止めたい。
中国銀行のレートが1番いいが、口座を持ってない外国人は逆に高くついてしまうのでこれも問題外。
総合的に見るとここの両替屋のレートが1番
ただし入口向かい合う2店舗は空港並に悪いから奥に入るか2階に行く必要がある。
ただし、雰囲気がやばい。
まず女性1人では入らない方がいい。
つーか女性は辞めた方がいい。
まぁ、そんなに危ないところじゃないんだけどね。
ビビりながら奥の両替屋で5万程両替する。
足りなくなったらカジノで両替しよう。
つーわけで無事両替を終え、トイレに行きたくなったので近くの公園にダッシュする。
ふースッキリしたぜ!!
トイレから出たら太極拳をしていたので
しばらく眺める
そろそろだな
そう決心し、俺は立ち上がった。
次回予告
壊れたはずのオルゴールが突然鳴り出して懐かしい曲が流れてくる
俺はふと夢から覚める
オルゴールなんかありはしない
だが俺の掌には、小さなオルゴールが乗っている
そしてまた俺は夢から覚める、まるで玉葱を剥き続けるように、どこまでも夢
現実に辿り着かない
そんな嫌な夢だった
次回 「はまなすのバラッド」
2018年1月 香港~マカオ~沖縄旅行2 「異国の救世主」
香港に到着する。
イミグレ通過前にベンチでシムカードを入れ替える。
実は既に香港・澳門で使えるシムカードをAmazonで購入していた。
ネットって便利ですね(´^ω^`)
まず持ってきたWi-Fiルーターにぶち込む。
使えなかった。フリーでは無いらしい。
続いて昔使ってたXperiaにぶち込む。
謎。
使えなかった。
まぁ、ドコモだしな。
仕方ないので今メインで使っているファーウェイにぶち込……
シムピンがねぇ!
こりゃ参った!
ピンがなけりゃ取り出すことも出来ねぇ…
あたふたしてたら職員が広東語で話しかけてきた。
とりあえずあっち行けみたいな感じだったから進むことにした。
最悪Wi-Fiあれば何とかなるし。
どうやらイミグレまでのバスが来たから乗れってことだったらしい。
ちなみにLCCは空港の端の方になるため、バスでの移動がほとんど。
バスの中は日本人お姉ちゃん4人と一緒だった。
アラサーにさしかかる俺をみて何を思ったのだろうか…
そしていつも通り何も聞かれずに無事入国
気温は朝方にも関わらず20度近くあった。
そして暇だったので空港をぶらぶらする。
流石に店は空いてないが、3000円両替してセブンへ。
右下谷村ひとしみてぇだな
日本のそのまま
俺は1度香港国際空港を利用している。
俺は1度利用した場所は覚える
聖闘士に同じ技は通じぬのと一緒である。
Wi-Fiを使ってシムを取り出す方法を調べたら
どうやらシャープペンの芯で取り出せるらしい!
先ほどのセブンで使えそうなのも無かったため、とりあえずカフェによる。
よく分からんから適当に注文し、空いてる席がないので
4人がけ席を1人で使っていた中国人のおっさんと相席をする。
よくわからんが美味かったぜ!
そしてあらかじめ用意していた筆記用具の中から無印のシャープペンを取る。
カチカチカチ
ブス!
ボキッ!
…………
カチカチカチカチ
ブス!
ボキッ!
………………
カチカチカチ
ボキッ!
………
ふざけんじゃねえええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇえぇええええ!!!
俺はこの後40時間もWi-Fi頼りになっちまうのか……
いざって時に携帯が使えず、俺の骨は香港に埋まることになっちまうかもしれねぇ………
香港に着いて1時間も経たないうちに俺は最大のピンチに冷や汗が止まらなかった。
と、その時!
前に座っていたおっさんが中国語で話しかけてきた。
相変わらず何言ってるかわからん!
それと同時におっさんの家の鍵らしいものを放り投げてきた。
まさか…
この日本人は絶望した顔で放心してるからこれから俺の部屋で楽しいことしようぜグッヘッへ
ってことなのか…
あっ!
鍵に!!
シムピンが付いていた。
あまりにも俺が困っていたから貸してくれたのだろう。
俺は泣いた。
異国人の俺に優しくしてくれる香港人の優しさに。
俺は泣いた。
ネットの情報を鵜呑みにし、シャープペンの芯でシムカードを取り出そうとしたあまりにも滑稽すぎる俺の醜態に。
俺は泣いた。
人目もはばからず声を荒げ
泣いた。
涙で前が見えず、嗚咽しながらも俺は感謝の気持ちを伝え、鍵を返した。
センキュー
おっさんは笑った。
その笑顔は雪が降り積もる東北地方でも
暖かい春の陽射しや訪れを感じさせ
もうすぐ桜の季節がやってくることを俺に伝えるような笑顔だった。
次回予告
日本円から香港ドルに両替しようってんで、俺は重慶マンションに向かった。
ところが重慶マンションはアジア最大級の混沌!
ちょっとやそっとの気持ちじゃ入れねぇんだよねぇ
だけど両替手数料ってのは偉大だね。
おかげで俺も地獄行きよ
ところが肝心の両替レートが最悪
どういうの、これ?
次回 「激走!!重慶マンション」で
また会おう!
2018年1月 香港~マカオ~沖縄旅行1 「出撃」
覇魔撫須力だのなんだの煽っといて
実際は先輩の結婚式に出席するためにこの旅行を組んだのよね。
つーわけで
仙台-羽田-香港-マカオ-香港-羽田-沖縄-仙台
のややこしい旅行記の始まり。
出発当日、俺は15:30まで仕事をした。
16:30の新幹線に乗る予定だったが、少し早く仕事終わったから15:57の新幹線乗れんじゃね??ってことでバイクをぶっ飛ばす。
ギリギリ5分前に券売機についたのだが、乗車券のみを買おうとしてて、取り消してやり直そうと思ったらもうアウトだった。
くそったれ
信号1本早けりゃ間に合ったのに
仕方ないから30分の間にお土産を買う。
羽田に行く前に友達の美容室で髪切ろうと思ってたからさ。
ここで朝から何も食ってなかったのを思い出し、沖田のパン屋に行く。
元気に働いていた。
俺の旅行出発前の沖田率高いな。
パンをモグモグ食いながら新幹線を待ってると、どうやら秋田の大雪で15分遅延しているらしい。
ガッデム!
なんともついてねぇ
あとは大宮まで行って乗り換えて鷺沼まで行く。
外国人のおばちゃんが田都の混み具合にブチ切れてた。
んで友達に髪切ってもらってたまプラーザへ。
バスに乗り込む。
ランドマークタワーが見える
俺はランドマークタワーからの夜景が一番好き。
懐かしい思い出が蘇る。
ある時は永遠を願い
ある時は夢を語った。
俺はクレイジーケンバンドを聞くことにした。
そうこうしているうちに空港に着いた。
国際便乗る前は必ず食うよね。
んで忘れてた歯ブラシとめぐリズムを割高で買う。
0時前の便だったけどがっつり搭乗が遅れる。
まぁ、寝るだけだしいいんだけどね。
ちなみに今回も窓際だった。
前回の教訓を生かそうと思ってたが、現実は非常である。
ただ離陸してあの書く紙貰って
めぐリズム付けたら爆睡した。
ビビるくらいすぐ寝た。
起きたら香港だった。
次回予告
波乱の開幕となったが、その後は順調
このままスムーズに行くと思われていたが
最大のピンチが訪れる!
次回『異国の救世主』
次回も見てくれよな!
覇魔撫須狂想曲
〜11月某日〜
「くだらねぇ」
そう呟きながら醒めた面で歩いた。
いつの日か輝くだろう。
熱い涙が溢れた。
〜12月某日〜
「いつまでも続くのか…」
吐き捨てて寝転んだ。
俺もまた輝くだろう。
今宵の月のように…
???「また悩んでいるようじゃな」
俺「な……その声は…!」
???「そう神だ!」
俺「ご無沙汰しております!」
神「どうやら悩んでいるようだな」
俺「あれから就職して仕事は特になんもないんすけど…楽しみも何もねぇんすよね…」
神「(なんか急に愚痴りだしたな…)」
俺「名古屋いた時は不安ながらも楽しかったんですけどね…今の楽しみは昼飯を非常階段の何階で食うか考えるだけっすよ…」
神奈川・名古屋にいた時は常に面白いことを模索し探し歩いていた。
まるで猛者を求める左之助のように
神「そんなお主の今の覇魔撫須力を計測してやろう」
-覇魔撫須力(はまなすりょく)-
人が発揮できる力を数値に表した名称。
心·技·体 全てを総合的に判断され計測されるが、その時の精神状態により左右されることも多々ある。
2030年以降、義務教育中における健康診断時に計測項目として追加されることが決まった。
民明書房刊『科学で解き明かす人体第三巻 〜はまなすの謎〜』より
俺「おもしれぇ!俺の過去最大値は6500だ!
衰えたといえA級はまなすレベルの数値はあるはずだぜ」
神「お主の覇魔撫須力は
200じゃ」
俺「ふざけるんじゃねえ!よーく計測してみな!」
神「350じゃ」
俺「なんだと…超大型A級はまなすだった俺が今や350だと…」
神「そこでじゃ!甘ったれたお主に大覇魔撫須八連制覇を命じよう!」
〜続〜